広島の惨状を描いた丸木位里・丸木俊夫妻による連作「原爆の図」の特別展「丸木位里・丸木俊『原爆の図』展―ピカは人がおとさにゃおちてこん―」が、名古屋市名東区の「戦争と平和の資料館ピースあいち」で開かれている。9月5日まで。
全15部から2作を展示
原爆の図は、画家の丸木夫妻が原爆投下直後に位里さんの実家がある広島に入り、見聞きした惨状などを32年間かけて全15部に描いた連作。会場には、炎から川に逃れる人々や息絶えた子を抱く母親を描いた第3部「水」(縦1・8メートル、横7・2メートル)と、残された朝鮮人の遺体にカラスが群がる第14部「からす」(同)を展示している。
巡回展の資料も
1950年代に全国を巡って被爆の実情を伝えた巡回展の資料も並ぶ。県内でも52、53年に開かれた巡回展に関する資料が紹介されている。
来館した名古屋市北区の女性(81)は「あってはならない当時のことを皆が忘れかけている今、絵を見ることができていい機会になった」と話した。
特別展は大人800円、小中高生200円(いずれも入館料込み)。8月31日は休館。問い合わせはピースあいち(052・602・4222)。



