ヒューマノイドが人の動きを学習、民間コンソーシアムが研究拠点を公開
ヒューマノイドが人の動き学習、コンソーシアムが拠点公開

人工知能(AI)でロボットを自律的に動かす「フィジカルAI」の実用化に向けて設立された民間コンソーシアム「J-HRTI(ジェイハーティ)」は26日、千葉県習志野市の研究拠点で、ヒューマノイドロボット(人型ロボット)が人の動作を学習する様子を報道向けに初公開した。

6社が参加し、動作データを学習

民間コンソーシアムは今年3月に設立され、漢方薬大手のツムラや機械商社の山善など6社が参加している。産業用ロボットに必要な動作のデータを大量に学ばせることで質の向上を図るほか、開発費用を分担することでコストも削減できる。

この日は、ぬいぐるみをつかんだり、食べ物をすくったりする人の動きを、データとして人型ロボットに学習させる様子が公開された。ツムラの熊谷昇一生産本部長は「判定や検査など状況判断を伴う作業の自動化を目指している」と期待を寄せた。

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労働力不足の解消に期待

フィジカルAIの実用化は、製造業や物流を初めとした多くの業界で課題となっている労働力不足の解決策として期待されている。日本の生産年齢人口は、2040年には20年と比較して1300人減少する見込み。

人型ロボットの技術開発を手がけ、ジェイハーティの事務局を務める企業「INSOL-HIGH」(東京都)の磯部宗克代表取締役は、「労働力不足を補うためには、人の代替となるようなロボットが不可欠」と述べた。今年度中に搬送などの単純タスクの現場導入を目指しているという。

来年度、研究拠点を全国10カ所に

ジェイハーティは来年度、研究拠点を全国10カ所に増やす。地方の中小企業などが参加しやすい環境を整え、国内製造業のAI基盤の構築を進める。

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