2026年のノーベル物理学賞が、宇宙から飛来する超高エネルギーニュートリノを観測したフランシス・ハルツェン氏に贈られることになった。ゆかりのある研究者は日本にも多く、受賞の知らせに喜びと称賛の声が上がっている。
梶田卓越教授が祝福「当然の受賞」
ニュートリノに質量があることを発見し、2015年にノーベル物理学賞を受けた東京大の梶田隆章・卓越教授は6日、「彼がノーベル賞をもらうのは時間の問題だと思っていた。当然の受賞だ」とハルツェン氏を祝福した。
宇宙線研究の歴史とハルツェン氏の功績
20世紀初め、陽子や原子核などが宇宙空間を飛び交っていることが発見された。「宇宙線」と呼ばれるもので、こうした粒子が宇宙のどこかで光に近い速度まで加速されていることが分かった。
ただ、どんな仕組みで、どこで加速されているのかは謎のままだ。ハルツェン氏は南極のアイスキューブ実験で超高エネルギーニュートリノを捉え、宇宙線の起源に迫る成果を挙げた。