奈良「ネコ塚古墳」発掘で周濠や葺石出土、被葬者は葛城氏重臣か
奈良「ネコ塚古墳」発掘で周濠や葺石出土、被葬者は葛城氏重臣か

猫がうずくまった姿に見えることから名付けられた奈良県御所市の「ネコ塚古墳」で、昨年12月の発掘により、存在しないとされてきた墳丘を囲む周濠や外堤、築造当時の葺石が出土した。被葬者は、天皇の最側近として権力を誇った豪族・葛城襲津彦の重臣とされる。

想定外の荘厳な葺石が出土

ネコ塚古墳は、襲津彦の墓とされる宮山古墳(5世紀初め)に付随して築かれた。明治時代に盗掘され実態は不明だったが、墳丘に隣接する田畑の数十センチ下に、当時の姿が眠っていた。

発掘では、墳丘を囲む周濠や外堤に加え、築造当時の葺石が出土。これまで存在しないとされてきた構造が確認され、古墳の荘厳な姿が想定外の形で明らかになった。

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葛城氏の権力の大きさを物語る

宮山古墳は、大阪と奈良の府県境にある葛城山(標高959メートル)の東麓に位置する、墳丘長245メートルの前方後円墳で、5世紀の古墳では県内最大クラス。襲津彦は仁徳天皇の妃・磐之媛の父とされ、その権力の大きさがしのばれる。

ネコ塚古墳の被葬者は襲津彦の重臣とされ、墳丘周辺の調査でその姿が少しずつ見えてきた。

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