福岡県直方市を含む遠賀川流域の9市町で17、18の両日、古墳・遺跡の同時公開が実施された。古墳時代後期の横穴墓群で知られる同市上境の水町遺跡群でも学芸員による現地解説が行われ、県内外から考古学ファンが訪れた。
弥生から古墳時代の複合遺跡
市教育委員会によると、同遺跡群は弥生時代中期から古墳時代後期にかけての複合遺跡。横穴墓群は6~7世紀に造られ、約70基から管玉などの装身具や人骨、馬具、須恵器が出土している。線刻壁画も見つかっている。
学芸員の解説と出土品公開
18日は学芸員が参加者を引率しながら「出土した遺物を見ると、この一帯を治めた人が葬られた可能性がある」と解説した。出土品も公開され、来場者は写真を撮ったり、顔を近づけて見入ったりしていた。
夫婦で訪れた佐賀県武雄市の公務員(54)は「ここで見学は4か所目。水町遺跡群は規模が大きく、とても楽しめた」と笑顔で話した。