気象予報士・森田正光氏が語る「気候変動と自然への謙虚さ」
気象予報士・森田氏「気候変動と自然への謙虚さ」

気象予報士の森田正光氏と医師・窪田良氏(窪田製薬ホールディングスCEO)が、気候変動や自然と人間の関わりについて対談。農業や気象の変化を実感する森田氏は、「自然はただコントロールすればいいものではない」と述べ、人間の謙虚さの重要性を強調した。

沖縄の台風減少とコメ産地の変化

窪田氏が農業への気候変動の影響を尋ねると、森田氏は島バナナ栽培の経験から「沖縄に来る台風が減っている気がする」と回答。以前は沖縄から九州方面へ向かう台風が多かったが、最近は東寄りにずれて関東直撃が増えたと感じている。また、コメの主産地も変化し、北陸や新潟に加えて北海道でも美味しいコメが生産されるようになったと指摘。気象庁が2026年4月に最高気温40度以上の日を「酷暑日」と新たに定義したことにも触れ、「そういう言葉を作らなくてはいけないほど気温が上がっている」と実感を語った。

温暖化懐疑論への見解

窪田氏が温暖化の原因について、太陽活動などの周期的変動説と人間活動による二酸化炭素増加説を挙げると、森田氏は「温暖化懐疑論」について言及。懐疑論者は縄文時代の高温や江戸時代の低温、小氷期などを根拠とするが、森田氏は「地球の気候は何千年から何万年の長い周期で変動するもので、100年程度で気温が上がる現在の状況とは全く異なる」と反論。人間活動の影響を否定しない立場を示した。

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自然への謙虚さの大切さ

対談の後半で森田氏は「自分たちも自然の一部であることを忘れず、謙虚さを持たなければならない」と強調。「自然をコントロールしようとする姿勢はしっぺ返しを食らう」と警鐘を鳴らし、気候変動への対応には人間の傲慢さを排した慎重な姿勢が必要だと訴えた。

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