築地重信さんら被爆者の「語り部画」展示 長崎原爆の惨状伝える
築地重信さんら被爆者の「語り部画」展示

長崎原爆の惨状を描き続けている被爆画家の築地重信さん(90)(長崎市)ら被爆者による「描かれた記憶、長崎――あの日を伝える絵画展」が、長崎市平和町の浦上キリシタン資料館で開かれている。築地さんは中国生まれで、父親は戦死。終戦前に再婚した母親を残し、祖父母とともに長崎へ引き揚げた。被爆当時は山里国民学校(現・山里小)4年生で、爆心地から約600メートルの集落に用事でいた際、とっさにイモ貯蔵穴に飛び込んでかすり傷で済んだが、旧浦上天主堂近くの自宅にいた家族は亡くなった。

「語り部画」として約200点を制作

幼い頃から絵を好んだ築地さんは、還暦を迎えた頃、級友たちが語り部活動をしている姿に心を動かされ、自身が見た原子野の光景と体験を「語り部画」として描き始めた。これまでに約200点を制作し、手元に残った54点を5年前に同館へ寄贈している。

展示作品の内容と詳細

会場には、廃虚の天主堂や防空壕周辺で息絶えた人々を描いた築地さんの作品13点が並ぶ。加えて、故人となった被爆者の松添博さん、深堀柱(あきら)さんが描いた「悲しき別れ―荼毘(だび)」や「癒やし」など原爆の絵8点(一部は長崎原爆資料館所蔵作品の写真複写)も展示され、合計21点で構成される。

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開催期間とアクセス情報

期間は10月末まで。入館無料。月曜休館(祝日の場合は翌日休館)。問い合わせは同館(095-807-5646)へ。

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