八代港で病院船が医療提供開始、初の取り組み
八代港で病院船が医療提供開始、初の取り組み

国は5日、熊本県八代市の八代港に停泊する大型フェリー「はくおう2」で、地震被災者への医療提供を始めた。2021年に成立した「病院船」推進法に基づく初の取り組みで、熱中症など災害関連死を防ぐ狙いがある。台風接近に伴い、6日以降は一時中断する。

船内で診療や入浴が可能

このフェリーは防衛省が民間会社からチャーターした。船内では医師や看護師、薬剤師が対応し、発熱などの内科診療や軽いけがの治療のほか、薬の処方も受けられる。被災者が予約制で入浴できる大浴場もある。

被災者の声

5日は高齢者や家族連れが次々と足を運んだ。妻子と訪れた八代市の男性会社員(29)は「連日の暑さで体調が心配だった。相談できる場所があるだけで安心につながる。4日ぶりの風呂も気持ち良かった」とほっとした表情を見せた。今回の地震では、県内の医療機関253施設が被害を受けている。

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