アカシックの「8ミリフィルム」が、SNSを中心に再び注目を集めている。Spotifyによると、月間リスナー数は50万人を突破し、今年の年初に比べ3倍以上となった。2016年に発表されたこの曲は、今や「再ヒット系」の代表格と言える。
10年前の曲が若い世代に支持
「8ミリフィルム」は、アカシックが2016年に発表した楽曲。キュートな歌声で言葉を詰め込んだサビと、キャッチーなメロディー、極彩色なサウンドが特徴で、ポップロックのお手本のような一曲だ。
アカシックは、ボーカルの理姫さん、ギターの奥脇達也さん、ベースのバンビさん、ドラムスの山田康二郎さんによる2011年結成のロックバンド。2019年に一度解散したものの、2022年に再始動している。
SNSで爆発的に拡散
Spotifyによると、今年7月末頃から「8ミリフィルム」よりもさらに前の2014年に発表した「ピンク」がSNSで注目を集め、週間TikTokチャートで1位を記録。その動きが「8ミリフィルム」に波及し、SNS動画の背景音楽として使われることで爆発的に拡散したという。
Spotifyの担当者は「リスナー層は25歳未満が7割超と、圧倒的に若い世代をひきつけている。7割以上が女性で、理姫の歌詞の世界観や独特な歌声、ポップなメロディーに時代を超えて共感や支持が集まっている」と分析している。
時代を超えた共感
「8ミリフィルム」が発表された2016年は、星野源さんの「恋」やRADWIMPSの「前前前世」が大ヒット。オリコン年間シングルランキングではAKB48が1~4位を独占していた。
この曲は、そんな時代の空気感をまとっているようでもあり、1990年代に通じるようでもある。時代を超えて聴かれる楽曲の魅力が、改めて浮き彫りになっている。