愛知県常滑市の正住院で11日、念仏行事の「お十夜法要」が営まれ、日中には本堂で「お十夜コンサート」も開かれた。
室町時代創建の寺で伝統文化を継承
同院は、室町から戦国時代にかけての1400年代に創建されたと伝わる西山浄土宗の寺。現在も彼岸や盆行事、法事の参拝者は多いが、コンサートは、地元の寺へより気軽に集ってもらい、伝統文化をつなごうと企画された。
3年目のコンサートに多彩な演奏
コンサート実行委員長の渡辺敬一郎さん(67)は、子どもの頃に境内で遊び、「法要の日は参道まで露店が並び大にぎわいだった」と振り返る。
3年目となるこの日は、始まりのお経に合わせてギターと縦笛で伴奏。地元グループのミュージックベルやバンド演奏などが、夕方の法要前まで続いた。境内では射的や輪投げ、軽食などの縁日バザーも行われた。
住職の願い
堀田和秀住職(65)は「法要のお勤めだけではなく、子どもから大人まで集まる行事として定着してほしい」と話している。