女性落語全国大会、56歳予備校講師が大賞 酔っ払いや芸者演じ分け
女性落語全国大会、56歳予備校講師が大賞 酔っ払いや芸者演じ分け

「ちりとてちん杯全国女性落語大会」の決勝大会が27日、福井県小浜市で開かれ、「猿楽亭あんみつ」の高座名で出場した東京都渋谷区の予備校講師、大谷貴子さん(56)が大賞を受賞した。

18回目を迎えた大会

大会は、小浜市を舞台にしたNHK連続テレビ小説「ちりとてちん」の放送を機に2008年から始まり、今年で18回目。全国の約100人が参加し、26日の予選会を突破した大学生や主婦ら6人が決勝に臨んだ。

「棒鱈」で会場を魅了

大谷さんは江戸落語の「棒鱈」を披露。酔っ払いや芸者といった多くの登場人物を演じ分け、動きや歌も織り交ぜて、会場の約200人を笑わせた。坂井市の男性(76)は「思い出し笑いするくらい上手で、引き込まれた」と話した。

昨年の準グランプリから悲願の大賞

大谷さんは昨年、準優勝にあたる準グランプリを獲得していた。「予選から本当にレベルが高く、今年は(大賞獲得を)決めたかった」と話す。「仕事の合間に時間を見つけて練習してきた。(教え子の)受験生へのエールにもなったかな」と涙を流して喜んだ。