グランプリ常連の駅弁として知られる「かしわめし」が、ロードサイドモデル1号店で一杯290円のできたてソウルフードとして提供され、大行列を呼んでいる。105年続く老舗が初めて出す温かいかしわめしは、別格の味わいだという。
昼時は満車、行列ができる人気
昼どきに店を訪れると、14台分の駐車場はすでに満車。車を降りた家族連れが店へと歩き、杖をついたおばあちゃんを支える人の姿もあった。店の前には行列ができ、ワイシャツやポロシャツ姿のビジネスマンが目立つ。客足が落ち着いた15時頃に店に入ると、すぐ正面には9人ほどが食べられる立ち食いコーナーがあり、奥の厨房ではうどんを茹でる釜に湯気が立っている。右手には広々としたテーブル席が35席あり、向かい合わせのソファ席も完備。小さな子ども連れやお年寄りも過ごしやすい空間だ。
全メニュー1000円以下、かしわめし290円
注文は食券を買って渡すスタイル。かしわめしは一杯290円で、サイズは少し小さめ。単品注文も可能だが、うどんなどと組み合わせたセットメニューも多い。かしわめしにミニうどんがついた「うきうきセット」は510円。一番人気のかしわめしとかしわうどんに6品の小鉢がつく「おもてなし御膳」でも990円だ。広報の浅田夏枝さんは「うちは、どのメニューも1000円を超えないようにしている。社長の意向で」と説明する。小腹が減ったら気軽に入れる価格で、家族連れでも会計が高くなりすぎないのがありがたい。
できたての温かさが魅力
お渡し口で待つと、店内の釜で炊き上げたかしわめしが器によそわれ、かしわ、卵、海苔がのせられる。いつもは弁当箱に平たく詰められているかしわめしが、器にこんもりと盛られて完成。器を受け取り、席に運ぶと、温かさがじんわりと手のひらに伝わる。「ご飯が温かい。ただそれだけのことが、こんなにもうれしい」と記者は語る。



