佐賀県唐津市に伝わる佐用姫伝説にまつわる仏像が、10月10日と11日に同市浜玉町平原の川上神社観音堂で一般公開される。「佐用姫観音」とも称される聖観音像で、公開は50年ぶりとされる。
佐用姫伝説と像の由来
地元の座主地区の住民らでつくる開帳実行委員会によると、佐用姫は同地区の長者の娘だったと伝わる。537年、国外に出陣する恋人の大伴狭手彦との別れを嘆き、病で亡くなった。両親が聖観音像を作り、菩提を弔ったという。
像の特徴と公開行事
像はクスノキ材製で高さ2メートル5センチ。安産に霊験あらたかとされ、普段は観音堂に安置されている。一般公開初日の10日は午前10時から現地で記念式典がある。
実行委の内山敏彦会長(67)は「訪れた人に座主の佐用姫伝説を知ってほしい。住民にとっても地元に誇りを持つきっかけになれば」と話している。