MBS松井愛アナ、入社33年の仕事裏側公開 息子の言葉と確固たる信念を語る
MBS松井愛アナ、入社33年の仕事裏側と信念を語る

MBSの松井愛アナウンサーの仕事風景が、あす4日放送の同局テレビ『MBSマンスリーリポート』(前5:15〜5:30 ※関西ローカル)で紹介される。今月の特集は「放送開始75年 ラジオパーソナリティーのシゴト」で、MBSラジオは今年9月1日に放送開始から75年を迎えた。

ラジオの歴史と松井愛アナの役割

MBSラジオは1951年(昭和26年)に「新日本放送」として、大阪駅前の阪急百貨店屋上にあったスタジオから放送を開始。第一声は「JOOR、みなさまの新日本放送でございます」という女性アナの声だった。その歴史の系譜に松井アナがいる。彼女は平日午後の生ワイド番組『松井愛のすこ〜し愛して♡モア』のメインパーソナリティーを務め、13年以上にわたり番組をけん引している。

密着取材では、リスナーとの距離の近さ、スタッフとの絆、プロとしての矜持など、ラジオのリアルな空気感と熱量が伝えられる。松井アナは「楽しいです。これが私の人生なんだって思えます」と語る。

「スカスカ」な台本とリスナーとの距離

オンエアの1時間前、スタジオ前の大テーブルでの打ち合わせには、詳しい内容が“書かれていない”台本が用意される。「スカスカ」こそがラジオの醍醐味で、オンエア前のスタッフとの打ち合わせで空気をつかみ、リアルな温度感を放送に反映する。松井アナはスタッフを「ファーストリスナーであり、大家族」と信頼し、2時間の放送中に届く50通ものメールから生まれるリスナーとの「距離の近さ」がラジオの魅力だという。

息子の言葉と確固たる信念

1993年の入社以来、松井アナはテレビとラジオの第一線で活躍しながら、結婚・子育ても経験。かつて幼い息子を前に仕事を辞めることも考えたが、息子の言葉「働くママはかっこいい」が今も大きなお守りになっていると明かす。

番組スタッフは、松井アナの自立した姿を「愛ちゃん」ではなく「愛さん」として表現するため、キービジュアルは「かわいい」などの記号を排し、「かっこいい」ものにした。松井アナは帯番組を担当する意味を「“女性パーソナリティー”と言われなくなるため」と説明し、「“男性パーソナリティー”とは言わない。『女性なのにメインで』などと言われることがなくなるのが一番」と確固たる信念を語る。

ラジオは普通の1日に寄り添うメディアだとし、「楽しいだけでも、悲しいだけでもない、喜怒哀楽の中にある『間』の感情、そうした感情を言語化できるような人でいたい」と語った。