政界を追放された星野茉莉(黒木華)が、スナックのママ・月岡あかり(野呂佳代)を東京都知事選に擁立するカンテレ・フジテレビ系ドラマ『銀河の一票』(毎週月曜22:00~、FOD・TVerで配信)の第10話が22日に放送された。選挙戦が本格化する中、レジェンド声優・日高のり子がウグイス嬢、人気声優・梶裕貴が“カラス”(男性のウグイス嬢)として登場し、SNSで大きな反響を呼んだ。
梶裕貴、俳優として自然に溶け込む演技
梶裕貴は声優として『進撃の巨人』のエレン・イェーガー、『僕のヒーローアカデミア』の轟焦凍、『からかい上手の高木さん』の西片、『謎解きはディナーのあとで』の影山など、幅広い役柄をこなすトップ声優だが、俳優としての本格的なドラマ出演は今回が初めてに近い。これまでも『遊戯みたいにいかない。』や『世にも奇妙な物語』『君の花になる』などに出演したが、舞台以外での本格的な露出は限られていた。しかし、今回演じる風間という“面白キャラ”が視聴者の心を掴み、「ハマってる」「可愛い」と好評だ。
SNSでは「梶くん、俳優イケるんじゃないか」「キャラが面白いし、梶くんが“オイラ”っていうたびに笑っている」「今後、梶くんのドラマキャスティングが増えるのでは」と期待の声が相次いだ。特に、声だけでなく演技力でも物語に自然に溶け込み、テレビドラマにおける人気声優起用の新たな可能性を示した。
日高のり子と梶裕貴の“声の共演”に熱狂
第10話では、日高のり子のウグイス嬢と梶裕貴のカラスが声で対決するシーンがあり、SNSでは「豪華すぎるだろう!」「声優の梶裕貴と日高のり子を知ってるオタクは、銀河の一票を是非とも見て欲しい」「声を生業にしている人気者を惜しみなく起用するキャスティング!」「耳が幸せ」などと熱狂的な反応が広がった。
近年、声優のテレビドラマ進出が増えており、津田健次郎の活躍が目覚ましいが、梶裕貴の今回の出演はその流れをさらに加速させるものだ。ある有名放送作家によると、数年前から「テレビが、声優に数字(視聴率)があるということをようやく分かり始めた」といい、テレビ局がこぞって声優番組を作りたがる理由として「技術」を挙げる。声優は声の技術や演技に特化しており、サブカル全盛の時代に多くの若者が推し声優を持つことから、ドラマに抜てきされるのは自然な流れだという。
声優のドラマ起用は今後も増加か
先人として宮野真守がバラエティだけでなくドラマでも活躍しているが、今回の梶裕貴の好演により、今後さらに声優がドラマに出演する機会が増えると予想される。『銀河の一票』でも、梶は俳優陣に驚くほど溶け込み、その存在感を示した。
メディア研究家の衣輪晋一氏は、記事の中で「声優に数字があることをテレビが理解し始めた」と指摘。視聴率に直結する人気声優の起用は、テレビ局にとって理にかなった戦略であり、今後もさまざまなドラマで声優の姿を見ることができそうだ。



