俳優の福士蒼汰さんが、日本テレビ系ドラマ「ハイド&シーク 0秒前の彼女」(日曜午後10時30分)で、爆破テロ事件の首謀者に仕立て上げられたフリージャーナリスト・津倉を演じる。何者かの策略で国家から追われる身となり、逃亡生活のさなか、爆発に巻き込まれて命を落としたはずの恋人・紗奈(志田彩良)から電話がかかってくるというストーリーだ。
正統派イケメンから一転、ワイルドな無精ひげ姿に
これまで正義のヒーローや憧れの先輩など、明るく爽やかな役柄を演じてきた福士さん。今回は一風変わった役どころで、爆弾テロ犯のぬれぎぬを着せられ、国家から追われる津倉をワイルドな無精ひげ姿で演じる。
逃げ惑いつつも真相を追いかける津倉について、福士さんは「正義のヒーローと言っても過言ではない。ただ、人間らしいヒーロー。ぶれることも、逃げることもある」と語る。表現したいのは「生身の人間」らしさで、「意識的に出そうとすると、もろに出てしまう。意識せずとも、脚本に従ってお芝居することで“出てしまっている”状態が一番いいかなと」と穏やかな口調で話した。
役へのストイックな姿勢、肉体改造と語学への情熱
役に臨む姿勢はストイックだ。今春公開の映画「TOKYO BURST―犯罪都市―」では、犯罪集団のボスを演じるため、15キロほど筋肉と脂肪を増やし、いわゆる“ガチムチ”に変身。撮影後は今夏までの1年ほどで計画的に脂肪だけを落とし、現在は元の体重に戻っている。
肉体を鍛えるだけでなく、武術の心得もあり、外国語も堪能。余暇もそれらに打ち込んでいるという。その原動力について、福士さんは「人間って社会的な生き物じゃないですか。例えば、恋愛で自分を変える人がいるように、人にどう見られたいかがモチベーションになると思うんです。それを利用することが大切かなと。役者はやっぱり見られる仕事。人に評価してもらうものなので」と説明した。
語学へのこだわり「R」の発音の違いを語る
趣味は語学だという福士さん。「僕は音が好きなんです。言語が違うと、違う音を使うことがあるじゃないですか。英語や韓国語には子音で終わる言葉があったり息の使い方も全く違ったり。そういう日本語との違いが楽しくて」と語る。
さらに「『R』の発音は、言語によって違うんです。日本語では舌先を上あごにつけて少しはじきますが、韓国語ではつけたままで、中国語はもっと力強く。これ、文字にしづらいですよね……」と、言語ごとの発音の違いへの興味を明かした。
福士さんは1993年5月30日生まれ、東京都出身。テレビ朝日系特撮ドラマ「仮面ライダーフォーゼ」やNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で注目され、近年もフジテレビ系ドラマ「東京P.D.警視庁広報2係」などに出演している。