9月5日まで東京都内で開かれた東京コレクション(東コレ)の会場周辺では、ハーフパンツ姿の来場者が目立った。襟付きシャツや革靴などと組み合わせて、品良くまとめる装いが人気のようだ。
モデルやデザイナーの着こなし
濃紺のデニムのハーフパンツを着こなしていたのは、モデルのサユミさんだ。膝下丈で、キュロット風。同素材のシャツと合わせてシックな印象だ。
パタンナーの鈴木翔太さん(32)は幅広の黒のハーフパンツ姿。「オーバーサイズのデザインが気に入っている」という。ギャザーを寄せた青いストライプのシャツを主役に、靴下と革靴を合わせた。
ドレッシーな装いと個性派
「ハーフパンツをドレッシーに着こなすのが好き」と話していたのはイベントプロデューサーの女性だ。透ける素材のオフホワイトのハーフパンツには、フリルをあしらった麻素材のベストを合わせた。麦わらのベレー帽やかごバッグなど小物も同系色でまとめた。
デザイナーのkaishinさん(25)は、黒のブルゾンと重厚なゴブラン織りのハーフパンツの組み合わせ。建物の柄が織りで表現されている。厚底のローファーを履いて、きちんとした印象だ。
色や素材で個性を出す
膝が隠れる丈のハーフパンツに、ゆったりとした白いシャツを合わせたのはデザイナーの三條場夏海さん(32)。シンプルなシルバーのアクセサリーをつけ、バッグや靴は革製を選んだ。
モノトーンで毛足の長い素材のハーフパンツをはいていたのは会社員の新井雄人さん(30)だ。トゲのような装飾が施された黄緑色のスニーカーも目立っていた。
会社員の女性は、ももの周りがゆったりとしたハーフパンツにウェスタンブーツを合わせるユニークな装い。経営者の男性(35)のプリーツ加工されたハーフパンツは、鮮やかなオレンジ色が目を引いた。
広がるハーフパンツのトレンド
今春から、暑さ対策として東京都庁や企業で「ハーフパンツ出勤」が認められるようになるなど、最近、ハーフパンツに注目が集まる。街中でも、以前より丈は長め、幅は広めになって、カジュアルさを抑えたエレガントな装いとして広がりつつあるようだ。