矢吹奈子、声優初挑戦の『縁の手紙』で新たな一歩 指原莉乃の一言が人生の転機に
矢吹奈子、声優初挑戦の『縁の手紙』で新たな一歩

人気ウェブトゥーンを映像化し、第26回プチョン国際アニメーション映画祭で3冠を達成したKアニメ『縁の手紙』が、きょう25日(金)より全国ロードショー公開される。日本語吹替版で主人公・ソリの声を担当するのは、声優初挑戦となる元HKT48の矢吹奈子だ。

「特別な縁を感じる」作品への思い

本作は心に傷を負った主人公・ソリが、転校先で謎の手紙を見つけたことをきっかけに新しい友だちに出会い、成長していく青春ストーリー。矢吹は「もともと声優をやってみたいという気持ちはあって、オーディションを受けに行ったこともありました。今回、私自身も活動していた韓国で制作されたアニメで声優初挑戦できることに、とても“縁”を感じましたね」と語る。

収録前には「実際に収録するスタジオに行って、“歩いて名前を呼ばれたら振り向く”というレッスンを受けました。どうしたらリアルな声の反応が出るのか、ということを音響監督さんから教わったんです」と明かす。相手との距離感を大切にすることで、声の大きさや反応が自然になるという指導を受けたという。

声優業の難しさと楽しさ

初挑戦した声優業については「思ったよりも体力を使いました(笑)。普通に喋るよりも、すごく疲れるんです。声だけで感情を伝えなければいけないので、表情も使って表現できるお芝居とは別の難しさがあったように思います」と振り返る。最初は苦戦したが、収録の合間にスタッフへ「大丈夫ですか?」と確認しながら進めるうちに「『ちゃんとソリの声でしたよ』と言っていただいて。少しずつ不安もなくなって、難しさはありながらも収録を楽しめるようになりました」と語った。

ソリを演じる上で自身の経験を重ねた部分について「環境が変わることは不安もあるけど、私は楽しみの方が大きかったですね。ソリも最初は不安だったけど、あの手紙を見つけてからワクワクしたり、新しい発見があったりして明るくなっていきます。新しい環境に行って新しい発見をするというワクワク感は、自分と似たところがあるなと思いました」と共感したことを明かした。

指原莉乃の一言が人生を変えた

人生のターニングポイントについて、矢吹は小学生時代に参加した指原莉乃の握手会での出来事を挙げる。「指原さんが『可愛い! 絶対AKBになれるよ』と声をかけてくださって。もともと歌うことも踊ることも大好きで、AKB48が出演している歌番組は全部録画して、何度も再生して真似していました。実際に指原さんの一言があったからこそオーディションに挑戦できましたし、福岡に行くきっかけにもなりました」と振り返る。

小学5年生の時に2回目の握手会で再び同じ言葉をかけられたことで「本当に背中を押してもらえました」という。「握手会で“あの一言”をもらっていなかったら、今の人生はなかったと思うので、私にとって大きなターニングポイントでしたね」と語った。なお、HKT48入り後にこの話を指原本人にしたところ、2回声をかけたことは本人は覚えていなかったという。

作品を通じて伝えたいこと

本作はLINEマンガで配信中の韓国ウェブトゥーンが原作。韓国アニメの魅力について「とにかく映像がすごく綺麗でした。この作品は劇中に音楽が流れる場面が多いんですが、OST(オリジナルサウンドトラック)が歌詞付きなのも韓国ならではのように感じました」と語る。新海誠監督作品を手掛けてきたコミックス・ウェーブ・フィルムが初の海外劇場アニメーション作品として配給を手掛けたことでも話題だ。

最後に「今って手紙を書かなくなっている時代かもしれないけど、この作品を見れば手紙ならではの温かさも感じられますし、懐かしい友だちに連絡してみようと思うきっかけにもなれたらいいなと思います。すごく心が温かくなるお話なので、ゆったりした気持ちで見ていただきたいです」とメッセージを送った。今後の目標については「少年役もやってみたいですね。どんどんお芝居が好きになっているので、レッスンもいっぱい受けて成長して、いろんな作品に携われるようになりたいです」と意欲を見せた。