8月2日、式年遷宮に向けた民俗行事「お木曳」は最終日を迎えた。大湊奉曳団など6奉曳団が、五十鈴川をさかのぼって社殿の建て替え用の用材を内宮まで運ぶ「川曳」を行い、今年の全日程が終了した。来年も同じ時期に実施される。
陸曳と川曳、両方に奉仕する大湊奉曳団
大湊はかつて木曽川から伊勢湾を下った用材の貯木場があったことなどから、市内72奉曳団の中でも唯一、外宮へ陸路で用材を運ぶ陸曳と川曳の両方に奉仕している。
この日の川曳には地元住民ら約1600人が参加。4~5.5メートルのヒノキ3本を1台の木ぞりに載せて綱を引き、威勢のいい木遣りと「エンヤー」の掛け声を真夏の神都に響かせた。
第1次の参加者と来年の予定
大湊奉曳団の強力修団長(75)は「愛子さまに参加していただき感無量だ。日本の国と同じく、奉曳行事も永遠に繁栄していけるよう後世に継承していきたい」と語った。
今年の第1次お木曳行事は、5月9日~6月13日の土日に行われた陸曳に、市内の53奉曳団から計約3万7900人が参加。134本の用材を外宮に曳き入れた。川曳は7月25、26日、8月1、2日の4日間で、市内20奉曳団の計約1万4800人が47本を内宮に奉納した。また、神宮の崇敬者や神社関係ら計約2万人も「特別神領民」として陸曳に参加した。
式年遷宮用材奉曳本部長を務める鈴木健一・伊勢市長は「今後、第2次お木曳行事、さらには式年遷宮に向けて、心を一つにして取り組んでまいりたい」などとするコメントを発表した。
来年の第2次お木曳行事
来年の第2次お木曳行事は、5月8日~6月12日に陸曳、7月24日~8月1日に川曳が行われる。



