元パラ水泳選手・島智一さん、アジアパラでボランティア「最後のご奉仕」
元パラ水泳選手・島智一さん、アジアパラでボランティア

アジアパラ大会のボランティアの中には、自身の障害を乗り越えて選手たちの活躍を支える人もいる。元パラ水泳の選手で、愛知県あま市の島智一さん(70)は、今大会で車いすバスケットボールの運営に携わる。「最後のご奉仕だと思ってお手伝いができれば」とほほえむ。

事故を機に水泳へ

9歳から水泳を始めた島さんだが、高校を卒業し、社会人2年目の時に交通事故に遭い、車いすが手放せなくなった。入院中に知り合った車いすマラソンの元選手から「久しぶりに泳いでみたら」と誘われ、名古屋市障害者スポーツセンターを訪れた。

不安はあったが、これまでの感覚を頼りに水面をかくと自然に泳げた。1989年の「フェスピック神戸大会」に出場し、200メートル個人メドレーなどで金メダルに輝くと、同年の国体の50メートル自由形で日本新記録を出した。

競技引退後もボランティア活動

競技からは95年に引退。選手時代から障害者スポーツ指導員として活動しており、様々な競技のノウハウを知りたいと車いすマラソンやチェアスキーなどでボランティアをしてきた。

島さんは「選手時代の時から国内外の人々と出会えたことが何よりの財産。また世界中の人たちと会えるのを楽しみにしている」と意気込んでいる。