コメの生産流通コストモデルケース、精米5キロ2811円と算定 実勢価格との差が課題
コメ生産流通コスト、精米5キロ2811円 実勢価格と差

コメの生産・流通コストモデルケースが発表 精米5キロ当たり2811円と算定

米穀安定供給確保支援機構の委員会は3月6日、コメが消費者に届くまでの生産・流通コストのモデルケースを示しました。今年3月時点での精米5キロ当たりのコストは2811円と算定されました。この数値は、コメ取引関係者や有識者で構成される委員会が詳細な分析に基づいて導き出したものです。

販売価格目安は3千円台半ば 現状の4千円前後との差が顕著

算定された生産・流通コストに、一般的な利益を上乗せすると、販売価格の目安は3千円台半ばになるとみられています。しかし、現状の市場では精米5キロが4千円前後で取引されており、両者の間には明確な差が生じています。このギャップは、価格抑制と安定を図る上で大きな課題となっています。

農林水産省は、農産物が適正な価格で取引される仕組みづくりを推進しており、関連法の整備も進められています。背景には、需給逼迫による価格高騰を招いた「令和の米騒動」以前の状況があります。当時は、農機や肥料などの価格が上昇する中で、コメの引き取り価格が低迷し、営農の継続が難しいと訴える農家が多数存在しました。

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農水省の取り組み 生産費用の価格転嫁を促進

農水省の施策は、生産費用を価格に転嫁できる環境を整えることを目的としています。これにより、農家の経営安定を図り、持続可能な農業の実現を目指しています。委員会の発表は、こうした政策の一環として、コスト構造を透明化し、市場の健全化に貢献するものと位置付けられます。

今後の課題としては、モデルケースに基づく価格目安と実勢価格の差をどのように縮小するかが焦点となります。消費者への負担軽減と農家の収益確保の両立を図るため、関係者間でのさらなる議論と調整が期待されます。

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