千葉県松戸市の駅前から百貨店が消えて7年。2018年に閉店した伊勢丹松戸店の跡地は、空き区画が目立つビルに変わった。しかし、同じ駅前の商業施設「プラーレ松戸」では、食品売り場やフードコートに人が集まり、日常の買い物需要は依然として高い。
百貨店撤退の経緯
伊勢丹松戸店は1974年に松戸市唯一の百貨店として開業し、44年間営業した。閉店直前、市は総額約21億円をかけて売り場の一部を借り上げる存続案を示したが、市議会は全会一致で退けた。議会は高額な賃料や判断材料不足を問題視した。
現在の駅前の光景
7月中旬の平日午前11時、JR松戸駅東口のプラーレ松戸を訪れると、1階のイトーヨーカドー食品売り場は主婦や会社員でレジに行列ができていた。2階のフードコートも11時台にかかわらず席が半分ほど埋まり、学生や家族連れ、仕事をするサラリーマンなどでにぎわう。一方、上層階は人影がまばらで、百貨店撤退後の空きスペースが目立つ。



