安土城築城450年、見学路に階段とロープ柵を設置 安全な散策環境を整備
安土城450年、見学路に階段とロープ柵を設置 (05.04.2026)

安土城築城450年記念、見学路の安全性向上へ新たな整備を実施

滋賀県は、今年で築城開始から450年を迎えた国特別史跡・安土城跡(近江八幡市、東近江市)において、安全な散策環境を確保するため、見学路の一部に階段と転落防止用のロープ柵を設置しました。この取り組みは、歴史的価値の高い城跡をより多くの人々に安心して楽しんでもらうことを目的としています。

「幻の安土城」復元プロジェクトの一環として

県は2019年度から、安土城の魅力を発信し地域活性化を図る「『幻の安土城』復元プロジェクト」を推進しており、2023年度からは20年計画で城跡の発掘調査を本格化させています。昨年8月から今年3月にかけては、城跡西側の「百々橋口」と南側の「伝羽柴秀吉邸跡」を結ぶ約300メートルの見学路で環境整備工事を実施し、今月から供用を開始しました。

整備対象となった区間は、正面入り口である「大手道」から天主(天守)跡などを経て、再び大手道に戻る際に通る山道です。この区間はほぼ自然の地形のままだったため、歩行が困難な状況が続いていました。特に傾斜が急な2か所には階段を設置し、転落の危険性が高い約45メートルの区間にはロープ柵を設けることで、安全性を大幅に向上させました。

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道標の設置と今後の展望

さらに、百々橋口付近には大手道の方角を案内する道標も立てられ、訪れる観光客の利便性向上にも配慮されています。県文化財保護課は、「今後も安全に見学してもらえる環境整備を継続していく」と述べており、歴史遺産の保護と観光振興の両立を目指す姿勢を明確にしています。

安土城跡は、織田信長が築城したことで知られる日本史上重要な城郭であり、その保存と活用は地域にとって大きな課題です。今回の整備は、築城450年という節目の年に合わせて実施されたもので、歴史的意義を次世代に伝えるとともに、観光資源としての価値を高める取り組みとして注目されています。

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