スウェーデンのSpotifyは5月14日(現地時間)、「Spotify for Creators」と「Megaphone」を、米Appleが2月に発表した独自技術「HTTP Live Streaming」(以下、HLS)に対応させると発表した。これにより、Spotifyで配信しているクリエイターは、既存の設定を変更することなく、SpotifyとApple Podcastsの両方のプラットフォームで動画ポッドキャストコンテンツを配信できるようになる。
HLS対応の詳細とメリット
Spotifyは今回の統合をAppleと連携して進めており、年内の完了を見込んでいる。HLSは視聴環境の帯域幅に応じてリアルタイムで動画品質を自動調整する技術で、動画と音声のみのストリームを切り替えたり、オフラインダウンロードや動的広告挿入に対応する。HLSに対応していないアプリのリスナー向けには、従来の音声のみのRSSフィードも引き続き提供する。
Spotify Distribution APIの正式稼働
HLS対応と合わせて、今年1月に発表していた「Spotify Distribution API」が、Libsyn、Podigee、Audioboom、Audiomeans、Podspaceの5つのポッドキャストホスティングプラットフォームで正式に稼働を開始した。これらのプラットフォームを利用するクリエイターは、ホスティングサービスを乗り換えることなく、Spotifyへの動画コンテンツの配信とSpotify Partner Programを通じた収益化が可能になる。さらに今後は、ダイレクトセールスを含む追加の収益化オプションも提供する予定だ。
クロスプラットフォーム収益化の展望
Spotifyは「Apple Podcastsで視聴される動画コンテンツについても収益化を支援する」とし、クリエイターがリーチと収益のどちらかを選ぶ必要がない環境を目指すとしている。ただし、クロスプラットフォームでの動画収益化の具体的な仕組みについてはまだ明らかにしていない。



