Microsoftが7月28日にリリースしたWindows 11のプレビュー更新プログラム「KB5101684」に、エクスプローラーやスタートメニュー、タスクバーなどの動作速度と信頼性を向上させる複数の改善が導入された。特にシステムメモリが少ない環境で効果が期待され、8GB以下のメモリを搭載したPCでは、これまでより快適な動作が期待できるという。
この改善は8月のセキュリティ更新プログラム「KB5121003」にも導入されており、KB5101684以降の更新プログラムをインストールすることで全体的な使用感が改善される。
8GB以下のPCで動作速度と信頼性を改善
主な変更の1つはexplorer.exeの信頼性向上だ。ジャンプリストや最近使用したファイルを開く処理に加え、ファイルやフォルダーの共有、タスクビュー、複数のデスクトップ間の切り替え動作が高速化される。
サインイン画面とロック画面の信頼性も改善された。Microsoftは、特にシステムメモリーが少ない状況で効果があるとしており、8GB以下のPCではより快適な動作が期待される。さらに起動時のスタートメニューとタスクバーについても安定性を高め、より素早く表示されるよう改善した。
その他の改善点
その他の動作速度および信頼性を向上させる改善は次のとおり。
- アップデート後の処理に伴うリソース消費を削減した。この改善により、アップデート直後のシステムパフォーマンスが向上する
- タブレット端末におけるタスクバーのシステムトレイ領域の信頼性が向上した
- スタートメニューの設定の信頼性が向上し、選択した表示設定が確実に保持されるようになった
- インストール済みアプリの検索で、入力ミスやアプリ名の一部が不足している場合においても検索できるように改善した
これらの速度および信頼性の改善は、搭載メモリー容量にかかわらず適用される。Microsoftは7月31日、8GBメモリ搭載PC向けにWindows 11を最適化する方針を明らかにしている。Windows Centralは、今回の改善について、その取り組みの一部がすでに反映されている可能性があるとみている。
KB5101684には、このほかエクスプローラー、Windows Hello、Windows Search、システムサウンドなどに関する品質改善も含まれる。いずれも段階的な展開の対象のため、アップデート後にすぐ利用できるとは限らないが、Windows 11の信頼性向上に向けた取り組みが積極的に進められている。



