アンソロピックが生物学研究所設立、AIで遺伝子編集技術の可能性も
アンソロピックが生物学研究所設立、AIで遺伝子編集の可能性も

米AI(人工知能)企業のアンソロピックは23日、自社のAIモデル「クロード」を使って研究する生物学研究所を設立していたと明らかにした。すでに新たな遺伝子編集技術につながる可能性がある発見もしたと発表。医療の基礎研究を目的に、先端AIの開発企業がシミュレーションにとどまらず、実世界での実験に踏み込み始めた。

研究所の概要と安全基準

アンソロピックによると、研究所は今春、サンフランシスコやシリコンバレー一帯のベイエリアに設立された。「典型的な分子生物学研究室」だとしている。

研究で扱う病原体は、危険性に応じて4段階に分けた施設基準のBSL(バイオセーフティーレベル)で下から2番目までのものにとどめる。BSL2は、一般的に季節性インフルエンザウイルスやデングウイルスなどが該当するが、ヒトに感染する可能性がある病原体は扱わないという。

研究内容と発見

研究所では、主にAIを使ってたんぱく質の設計図になるDNA配列を分析する。狙った機能のDNA配列候補があれば、たんぱく質として発現させ、評価する。

アンソロピックの23日の発表では、すでに新たな遺伝子編集技術につながる可能性がある発見をしたとしている。