「1週間で契約5件取りました」と同僚が嬉しそうに報告してきたとき、あなたはどんな返答をするだろうか。「すごいね!」と素直に称賛できる人もいれば、無意識のうちにマウンティングしてしまう人もいる。
連載『聞く力は最高の知性である』では、そんな「聞いてるつもり」で相手を見下してしまう人の思考回路を解説している。
「聞いてるつもり」が生む無意識のマウンティング
相手の話を聞いているつもりでも、心の中では「自分はもっとやっている」と比較してしまい、気づけばマウンティング発言をしてしまうことがある。これは、承認欲求や競争心が無意識に働くためだ。
例えば、「1週間で契約5件」という報告に対して、「自分は先月10件取ったよ」と返すのは典型的なマウンティングだ。相手の成果を素直に喜べず、自分の実績を上乗せしてしまう。
マウンティングを防ぐには「聞く姿勢」が鍵
マウンティングを防ぐためには、相手の話を「評価」ではなく「共感」で受け止めることが重要だ。相手の成果を認め、ねぎらうことで、信頼関係を築くことができる。
聞く力は、単に耳を傾けるだけでなく、相手の立場に立って理解しようとする姿勢が求められる。「聞いてるつもり」ではなく、本当に相手の話を聞くことで、無意識のマウンティングは自然と減っていくはずだ。



