松江市の宿泊税、25年度収入は5913万円 予算下回るも「想定通り」
松江市の宿泊税収入5913万円 予算下回るも想定通り

松江市は、2025年12月に導入した宿泊税について、25年度の収入実績(3か月分)が5913万6000円だったと発表した。当初の予算額(6083万6000円)を下回ったものの、市は1月に発生した地震や大雪による影響を受けつつも、「ほぼ想定通りの成果を得られた」としている。

制度の概要と初年度の実績

市の宿泊税制度は、市内のホテルや旅館の利用客から1人1泊につき一律200円を徴収し、素泊まりで税抜き5000円未満の場合や修学旅行などは免除される。初年度の総宿泊数は35万7011泊で、課税対象となったのは82.8%にあたる29万5678泊だった。

徴収分の使途と今後の見通し

徴収分は、松江観光協会が行う観光振興事業に充てたという。内訳は、協会の正規職員の人件費や観光動態データの調査など(2357万円)、宿泊の割引クーポンの発行など閑散期対策(2154万円)、小泉八雲と妻セツに扮する役者とゆかりの観光地を巡るツアー開催や広告経費など(1403万円)。

26年度の宿泊税収入は3億360万円、年間227万人の宿泊客数を見込む。上定昭仁市長は8月26日の定例記者会見で「ほぼ予算を達成することができたのは、閑散期での観光協会を含めた努力のたまもの」とし、「観光客に満足してもらえるような事業の充実を図りたい」と述べた。