楽天モバイルとpovoの2回線運用が最強な理由:通信品質と料金を両立するデュアルSIM活用法
楽天モバイルとpovoの2回線運用が最強な理由

ケータイジャーナリストの石野純也氏が、楽天モバイルとpovoの2回線を組み合わせたデュアルSIM運用術を解説。この方法は、通信品質と料金の両方を妥協しない賢い選択肢として注目されている。

ショートカットでデータ通信回線を瞬時に切り替え

iPhoneのショートカットアプリを使えば、画面上でSIMの選択肢を表示し、タップするだけでデータ通信回線を切り替えられる。このショートカットをアクションボタンに割り当てておけば、すぐに呼び出せて便利だ。2回線を使い分けたいときに、こうした設定を駆使することが推奨される。

オートメーションでRakuten Linkの非通知を防ぐ

楽天モバイルはRakuten Linkアプリを通じて電話をかけると料金が無料になる。ただし、このアプリには厄介な仕様があり、データ通信の回線が楽天モバイルになっていないと、電話番号が非通知になってしまう。これでは相手が誰からかかってきたかわからず、出てもらえない確率が高まる。

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両方の回線が圏内であることが前提だが、事前に楽天モバイル回線に切り替えてから発信する必要がある。実際、povoなど他社の回線でデータ通信中に発信しようとすると、圏外になる可能性がある旨が画面上に表示される。しかし、電話の頻度が高い場合、その都度切り替えて元に戻すのは面倒だ。

このようなとき、ショートカットの「オートメーション」機能が役立つ。オートメーションとは、あらかじめ設定した特定の条件を満たした際に、自動でショートカットを実行する仕組み。条件の一つにアプリを開いたときや閉じたときがある。これを使えば、Rakuten Linkを開くと楽天モバイルの回線に、閉じるとpovoに自動で切り替えることが可能になる。

オートメーションの具体的な設定手順

まず、回線を切り替えるためのショートカットを作成する。デフォルトのデータ回線を設定するショートカットで、最後の一つを変数にせず、楽天モバイルとpovoをそれぞれ選択した状態のものを一つずつ作成すればよい。これができたら、画面下の「オートメーション」タブをタップする。

ここで「+」を押し、発動の条件を決める。Rakuten Linkをトリガーにしたいので、「アプリ」を選ぶ。次の画面で「選択」をタップしてRakuten Linkアプリを指定する。この状態で「開いているとき」を選び、タイミングは「すぐに実行」にする。次に「次へ」を押して、先に作成した楽天モバイルにデータ回線を切り替えるショートカットを設定すれば、オートメーションは完成だ。

逆に、「閉じている」を選んでpovoに変えるオートメーションを作成すると、Rakuten Linkを立ち上げると楽天モバイルに、通話が終わってアプリを落とすとpovoに自動で回線が切り替わるようになる。

Apple Watchのセルラー通信も楽天モバイルでカバー

ほかにも、通信サービス面ではpovoが非対応なApple Watchのセルラー通信を楽天モバイル側で契約できるのも利点になる。設定にはひと手間かかるが、安くてかつ安定した通信環境を構築できるメリットは大きいと言えそうだ。

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