Palitは7月15日、グラフィックスカードの新製品「GeForce RTX 3060 Infinity 2 OC」を発売した。日本国内向けにも投入される見込みで、リーズナブルな価格で信頼できる1080pゲーミング性能を提供するとしている。
RTX 30シリーズ再生産の背景
本製品は、現行のRTX 50シリーズより2世代前のRTX 30シリーズに属する。アーキテクチャはNVIDIA Ampereで、VRAMにはGDDR6 12GBを搭載し、大容量構成が特徴だ。本体は保護バックプレートと通気口を備え、低負荷時にファンが停止する0dBテクノロジーに対応したデュアルファンクーラーを採用している。
発売の背景には、NVIDIAがSamsungのファウンドリーを用いてRTX 30シリーズの一部モデルの製造を再開したことがある。RTX 40およびRTX 50シリーズはTSMCの先端プロセスで製造されており、世界中で製造キャパシティの奪い合いが生じている。一方、RTX 30シリーズは製造プロセスがやや古く、製造キャパシティに余裕があるため、比較的低価格で流通させやすい。また、GDDR6メモリの採用も逼迫するGDDR7メモリより容易で、NVIDIAは製造パートナーにGPUとメモリのバンドル供給を行っているようだ。
市場での位置づけと制約
RTX 30シリーズは現在も世界中で広く愛用されており、Steamの利用率統計(2026年6月調査)ではGeForce RTX 4060 Laptopに次いで2位にランクインしている。しかし、昨今拡張が続くNVIDIA DLSS 4.5においてはフレーム生成機能に対応しておらず、またPreset M、L(FP8精度)での超解像処理は高負荷で推奨されていない。



