グーグルは、折りたたみスマートフォン「Google Pixel 11 Pro Fold」を国内で販売する。販売価格は27万9900円からだ。予約受付を8月12日に開始し、8月20日から店頭販売を始める。メモリとストレージは16GB/256GBから。前世代の「Google Pixel 10 Pro Fold」からデザインと耐久性を大幅に向上し、大画面を生かしたマルチタスク機能を強化した。
Google史上最も薄いベゼルと新機能「Highlight」
Google Pixel プロダクト マネジメント シニアディレクターのピーター・プルナスキー氏によると、最新の11 Pro FoldはGoogle史上最も薄いベゼルを持つという。本体は前世代より約10%軽く、約1mm薄い。外観はオリーブとオブシディアンの2色だ。カメラバーには通知を光で知らせる「Highlight(ハイライト)」を新たに搭載した。フィーチャーフォン時代に、多くの機種に搭載されていた着信ランプに近い役割を持ち、本体を伏せた状態でも重要な情報を視覚的に判別できる。設定アプリにも機能の詳細を確認できる項目がある。電話帳の中から基本設定を行う。例えば、家族からの着信時に機能(ランプを光らせる)させるには、家族の連絡先をお気に入りに登録して発光色を決めればよい。
耐久性は3倍、ディスプレイも進化
耐久性についてもアップデートがある。背面に割れにくい新開発のガラス保護複合材を採用しており、「ヒンジ構造を全面的に再設計した」(プルナスキー氏)という。これにより、前世代比で3倍の耐久性を実現した。Pixel 11 Pro Foldは防塵性能も備えており、10年以上の折りたたみ動作に耐える耐久性を確保している。厳しい社内テストに基づき品質を高めた。外側のカバーディスプレイは、従来より20%明るくなった「Super Actua」スクリーンを採用。耐性を高めたガラスセラミックカバーで保護している。内部のインナーディスプレイ「Super Actua Flex」は、しなやかな超薄型ガラスと2層の耐衝撃フィルムを組み合わせた。ピーク輝度は3600ニトに達する。直射日光下でも折りたたみデバイスとして最高級の画質を維持し、没入感のある動画視聴体験を目指した。
心臓部には最新のカスタムチップ「Google Tensor G6」を搭載した。プルナスキー氏によると、Tensor G6は最新のGemini Nanoモデルを実行する際、最大3.5倍の速度で体験を提供し、エネルギー使用量を3.5倍削減するという。TPUの計算能力は50%向上しており、オンデバイスAIによる高次な処理を高速に行う。
カメラは高感度化、望遠は30倍ズームに
メイン(広角)カメラに新しい4800万画素のセンサーを搭載し、感度が前世代から56%向上し、暗所でも鮮明な画像を撮影できるという。望遠カメラ性能はPixel 10 Pro Foldの最大20倍の超解像ズームから最大30倍の超解像ズームへと向上。デジタルズームが含まれるため「劣化なく」というと言葉があるが、より遠くまで撮影できるようになった。新機能「Magic Capture」を使用すれば、約500フレームを分析して最適な瞬間を選び出す。AIが最高のショットを自動で提供し、ユーザーの自発的に撮影できるよう支援する仕組みだ。ソフトウェア面では大画面の効率を高める機能を追加した。プルナスキー氏によると「バブル・エンハンシング」機能により、任意のアプリを画面端に寄せ出しのように配置し、素早くアクセスできるという。情報をまとめてレストラン予約の代行といった複雑なタスクを簡素化する「Gemini」も利用できる。
バッテリーは24時間以上の駆動を可能とし、高速有線充電を使えば30分で50%の充電が可能だという。ワイヤレス充電についても最新の「Qi2」規格をサポートし、前世代より20%高速化した。セキュリティには最新の「Titan M3」を導入し利用者の情報を保護し、セキュリティとOSのアップデートは7年間実施する。利用者が長期にわたって最新の機能と安全性を維持できる体制を整えている。
11 Pro Foldの購入者には「Google AI Pro プラン」の6か月分無料特典が付帯する。Google ストアでは発売記念特典として、対象スマートフォンの下取りとストアクレジットの付与を実施する。最大14万7600円相当の割引を受けられるキャンペーンを用意し、新製品への乗り換えを強力に後押しし、市場を活性化する。



