米国運通プラチナカード刷新、年会費据え置きで特典強化
米国運通プラチナカード刷新、年会費据え置きで特典強化

アメリカン・エキスプレス・インターナショナルは7月1日、同社のフラッグシップカード「プラチナ・カード」をリニューアルすると発表した。年会費16万5,000円を据え置きながら、トラベル、ダイニング、エンターテインメントの3分野における特典を強化。日本で初めてプラチナカードを発行した同社は、登録商標「プラチナ・カード」を有しており、今回のリニューアルで市場をさらに牽引する狙いだ。

同社日本代表の須藤靖洋社長は「プラチナ・カードのパイオニアとして、象徴的なフラッグシップのカードで市場を牽引していきたい」と述べている。

プラチナ・カードの歴史と進化

1993年10月、日本で初めて発行されたプラチナランクのカードであるプラチナ・カードは、バブル経済崩壊後の不景気な時期に登場した。須藤社長は「当時はプレミアムなサービスのニーズは顕在化しており、まずは招待制でローンチした」と振り返る。当初は世界220のホテル優待、海外サポートホットライン、コンシェルジュサービスなどを提供。時代とともに変化するユーザーニーズに合わせて進化してきたという。

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プラチナ・カードのデザインは世界共通で、須藤社長は「どこへ行っても、世界中で同じようなプレミアムなサービスを受けられるパスポートのような存在」とその特徴をアピールする。

リニューアルの重点分野:トラベル

今回のリニューアルでは、顧客の声や利用動向の分析に基づき、トラベル、ダイニング、エンターテインメントの3分野に集中。既存特典との組み合わせで効率的なサービス進化が可能と判断した。

トラベル分野では、「プレミアム フリー・ステイ・ギフト」を強化。カード継続時に国内対象プレミアムホテルに1泊2名無料宿泊できる特典に加え、年間500万円(税込)以上のカード利用で、さらに2泊目の無料宿泊(1泊5万円相当)がプレゼントされる。

「エアライン・クレジット」では、入会時や2年目以降に年間500万円以上のカード利用で、アメリカン・エキスプレス・トラベルオンラインで30万円以上の海外航空券購入時に使える10万円分のクレジットが進呈される。

ホテルメンバーシップでは、ヒルトン、Marriott Bonvoy、プリンスホテルに加え、新たに「オークラ ニッコー ホテルズ」と「オール アコー」のステータスが追加された。また、羽田空港の国内初センチュリオン・ラウンジ、全世界約1,800カ所のラグジュアリーホテルでの16時までのレイトチェックアウト、2人分の朝食無料といった特典も提供される。

ダイニングとエンターテインメントの強化

ダイニングでは、「グローバル・ダイニング・キャッシュバック」で国内外の対象レストラン2,000店舗以上において、利用金額の50%(最大4万円まで)のキャッシュバックを提供。予約困難店の席を優先案内する「KIWAMI Dining」も継続する。

エンターテインメントでは、USJの貸し切りイベントなど会員限定イベントを企画。8月にはプラチナ・カード会員限定の貸し切りイベントが準備されており、プラチナ・カードならではの体験を提供するという。

サービス変更と今後の展望

一方、一部サービスは変更・終了となる。旅行傷害保険は10月1日から海外旅行の自動付帯が利用付帯に変更。ゴルフ保険は9月30日で終了。また、トラベルクレジットの継続特典、2 for 1 ダイニング by 招待日和、ラグジュアリー・ショッピングも終了する。須藤社長はこれらの変更を「棚卸し」と表現している。

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アメリカン・エキスプレスはメンバーシップを重視しており、須藤社長は「カード会員になり、その会員であり続けることに価値を感じてもらえるように常に考えている」と強調。リニューアルによって「これまで以上に価値を体感してもらえるように進化した」としている。