富裕層が日常的に利用する飲食店として、高級レストランだけでなく、あえてチェーン店を選ぶケースが多い。今回は、富裕層がチェーン店を利用する理由を、具体的な店舗とともに紹介する。
富裕層が選ぶチェーン店5選
ロイヤルホスト
福岡県福岡市で創業した高級フレンチレストランをルーツに持つファミリーレストランチェーン。看板商品の「黒×黒ハンバーグ」や「アンガスサーロインステーキ」などが人気で、一般的なファミリーレストランより高価格帯ながら、質の高い料理と落ち着いた空間が富裕層に支持されている。ある富裕層男性は「家族でゆっくりできるから好き」と語る。
スターバックスコーヒー
1971年に米シアトルで創業したコーヒーチェーン。豊富なドリンクに加え、「第三の場所」としての居心地の良さを提供。国内外の出張先でも安定した通信環境と静かな作業空間が保証されている点が、富裕層に安心感を与えている。
モスバーガー
日本発祥のハンバーガーチェーンで、注文を受けてから調理する「アフターオーダー方式」や、テリヤキバーガーなどの日本独自メニューが特徴。契約農家から仕入れる国産生野菜を全面使用しており、健康や食の安全を重視する富裕層に好まれている。
大戸屋、やよい軒などの和食チェーン
ボディメイクにこだわる富裕層にとって、大戸屋ややよい軒は手軽に健康管理ができるインフラとして愛用されている。大戸屋は五穀米、やよい軒はもち麦ごはんを提供し、ヘルシーな選択肢が豊富だ。
富士そばなどの駅前蕎麦チェーン
そばは低GI主食で、食後の血糖値の上昇が緩やか。脂肪をため込みにくく、ボディメイク中の主食として選ばれている。富士そばは都内の駅前で手軽に利用でき、ある富裕層男性は「富士そばは都内のどこの駅前にもだいたいあるから助かる」と話す。
富裕層がチェーン店を選ぶ理由
富裕層がチェーン店を選ぶ背景には、明確なこだわりがある。
お店選びに時間を割きたくない
経営者やビジネスエリートは日々多くの決断を下すため、お店選びに時間をかけたくない。チェーン店はメニューや品質が担保されており、「何を食べよう」と悩むエネルギーを節約できる。
圧倒的な安心感
出張で全国各地を訪れる富裕層にとって、どこでも安定した品質を提供するチェーン店は信頼できる。その仕組みをビジネスとして高く評価している。
タイムパフォーマンスの高さ
富裕層にとって時間は最も価値のある資産。スターバックスのモバイルオーダーや、富士そばの食券で数十秒で提供されるシステムなど、時間を節約できる仕組みが好まれている。
ボディメイクに欠かせないインフラ
健康管理や体型維持を重視する富裕層にとって、大戸屋ややよい軒のようなヘルシーな選択肢が豊富なチェーン店は貴重な存在だ。
ニーズのリサーチ
チェーン店は「ビジネスのヒントの宝庫」でもある。富裕層は流行や客層を観察するリアルな市場調査の場として、チェーン店を楽しんでいるという。
TPOに応じたお店選び
富裕層はTPO(時間・場所・場合)に応じて、利用する飲食店を使い分けている。ひとりでの食事では効率的な栄養補給を優先し、チェーン店を選ぶ。一方、家族や恋人との食事では高級フレンチや寿司店を選び、特別な時間を共有することを重視する。洗練された内装や予約のプロセスも、相手への敬意の表れとなる。



