トヨタとNTT、自動運転向けデータ基盤で協業へ
トヨタとNTT、自動運転向けデータ基盤で協業へ (08.07.2026)

トヨタ自動車とNTTは、自動運転技術の開発を加速するため、データ基盤を共同で構築すると発表した。両社は、トヨタの車両制御技術とNTTの通信・AI技術を組み合わせ、高精度な地図データや走行データをリアルタイムで処理できるシステムを目指す。

協業の背景と目的

自動運転の実用化には、膨大な量のデータを高速かつ安全にやり取りする基盤が不可欠だ。トヨタはこれまで、自動運転システム「Guardian」や「Chauffeur」の開発を進めてきたが、データ処理の効率化が課題となっていた。一方、NTTは次世代通信規格「IOWN(アイオン)」の開発を推進しており、低遅延・大容量の通信技術を提供できる。

両社は、2025年までに実証実験を開始し、2030年以降の実用化を目指す。具体的には、トヨタの車両から収集したデータをNTTのエッジコンピューティング基盤で処理し、自動運転の判断精度を高めるという。

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業界への影響と今後の展開

この協業は、自動運転業界全体にも影響を与える可能性がある。トヨタとNTTは、自社の技術を他社にも開放する方針で、業界標準の確立を狙う。自動運転の開発競争が激化する中、両社の連携は、Google系のWaymoや米Teslaなどに対する対抗策とも見られている。

トヨタの豊田章男社長は「自動運転の実現には、自動車メーカーと通信事業者の連携が不可欠だ。NTTとの協業で、安全で快適なモビリティ社会を実現したい」とコメント。NTTの澤田純社長も「トヨタの車両技術とNTTのICT技術を融合し、社会課題の解決に貢献する」と述べた。

両社は今後、データ基盤の仕様を詳細に詰めるとともに、他のパートナー企業との連携も模索する。自動運転の実用化に向けた動きが、さらに加速しそうだ。

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