高松コンストラクショングループ、大型ドローンで斜面補強工事を省人化
大型ドローンで斜面補強工事を省人化、高松コンストラクショングループ

高松コンストラクショングループは、大型ドローンを活用した斜面の補強工事の工法を開発した。従来は作業員がロープにぶら下がりながら斜面に保護材を吹き付けていたが、ドローンがその役割を担う。危険な高所作業を人が行う必要がなくなり、建設現場で深刻化する人手不足や高齢化に対応する狙いがある。

開発の背景とドローンの仕様

ドローンは子会社の東興ジオテック(東京)がドローンメーカーと共同開発した。機体のサイズは縦横各3メートル、高さ1.2メートルで、重さは約55キロ。機体にはノズルが搭載され、ホバリングしながら斜面に保護材を吹き付ける。ノズルは保護材が入っている地上の設備とホースでつながっており、高さ30メートルまで対応可能。地上から電源ケーブルで給電するため、長時間の作業が可能という。

実工事での導入と今後の展望

今年5月、愛知県内のダム建設に伴う道路工事で、新工法が導入された。道路に面する斜面に、ドローンで種子や肥料を混ぜた緑化用の保護材を吹き付け、無事に工事を終えたとしている。

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今後はドローンの完全自動化を目指し、将来的には災害復旧工事や山林火災の消火にも応用したい考えだ。高松コンストラクショングループの小田卓也事業戦略本部長は「高度経済成長期に工事した斜面は老朽化が進んでおり、補修が必要な場所が増えている。ドローンによる工法で省人化と安全性の向上を実現していきたい」と話している。

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