美容機器メーカーのMTGが成長を続けている。2026年9月期の連結純利益は前期比39%増の110億円となる見通しで、美容ブランド「ReFa(リファ)」をはじめ、電気刺激で筋肉を動かすEMS機器「SIXPAD(シックスパッド)」、リカバリーウェア「ReD(レッド)」が業績を押し上げている。
なかでも主力のリファは、2025年9月期連結決算で売上高728億円(前年比42%増)を記録し、売上高、営業利益、経常利益、純利益のすべてで過去最高を更新した。2009年の美容ローラーから始まった同ブランドはドライヤー、ヘアアイロン、ブラシ、シャワーヘッドやシャンプーなどへ商品領域を広げてきた。
“アイロンが苦手”な世代ほど使いやすい
その成長戦略を象徴する商品の一つが、2026年4月に発売された「ReFa TREATMENT IRON(リファトリートメントアイロン)」(3万8500円)だ。ヘアアイロンとトリートメントを融合させた、全く新しいジャンルのヘアケアツールで、ひと昔前に流行った“くるくるドライヤー”を彷彿とさせる見た目となっている。
うねりに悩む世代には使いやすいとされ、実際に試したところ、アイロンが苦手な世代ほど使いやすいという特徴が浮かび上がる。
売るのはアイロンではなく「仕組み」
7月21日に開かれた「ReFa新製品&ブランドビジョン発表会」では、「JAPAN BEAUTY(ジャパンビューティー)」という新たなブランドビジョンを発表した。日本発の美容ブランドとして海外展開を強める方針だが、今回の発表から見えてきたのは、単なるブランドイメージの刷新だけではない。
今後も同じペースで成長を続けるには、新商品を投入するだけでは十分ではない。国内で新たな顧客層を取り込むと同時に、海外での認知を高め、購入後も消費者との接点が続く事業へ転換できるかが課題となる。
“売り切り”から“関係を育てる”時代へ
売るのはアイロンではなく「仕組み」であり、専用セラムと組み合わせることで、購入後も継続的な関係を築くビジネスモデルへとシフトしている。
“売り切り”から、“関係を育てる”時代へと移行する中で、リファは新たな顧客層の獲得と海外展開を同時に進めている。



