NVIDIAの次世代ハイエンドGPU「GeForce RTX 5090」が、2024年後半に発売される可能性があることが、複数の業界関係者の情報により明らかになった。現行の「RTX 4090」と比較して、性能が2倍以上に向上するとされており、ゲーマーやクリエイターの間で大きな注目を集めている。
Blackwellアーキテクチャの採用と性能向上
RTX 5090は、NVIDIAが現在開発中の「Blackwell」アーキテクチャを採用すると見られている。Blackwellは、現行のAda Lovelaceアーキテクチャの後継にあたり、製造プロセスはTSMCの3nmプロセス(N3E)が採用される可能性が高い。これにより、トランジスタ密度が向上し、消費電力あたりの性能が大幅に改善されると予想される。
性能面では、RTX 4090の約2.2倍のレイトレーシング性能を持つとの情報がある。また、メモリはGDDR7を採用し、帯域幅が1.5TB/s以上に達する可能性がある。これにより、4K解像度での高フレームレートゲーミングや、8K解像度でのゲームプレイも現実的になるとみられる。
発売時期と価格予想
発売時期については、2024年第4四半期(10月~12月)が有力視されている。NVIDIAは過去のハイエンドGPU(RTX 2080 Ti、RTX 3090、RTX 4090)をいずれも9月~10月に発表しており、今回もそのパターンに沿うとみられる。
価格については、RTX 4090の希望小売価格が1,599ドル(日本では約25万円)であったことから、RTX 5090は1,799~1,999ドル(約28~31万円)程度になるとの予想がある。ただし、半導体製造コストの上昇や為替の影響により、日本での実売価格はさらに高くなる可能性もある。
競合との比較と市場への影響
競合となるAMDは、次世代RDNA 4アーキテクチャを2024年中に投入すると見られているが、ハイエンド市場では引き続きNVIDIAが優位に立つとの見方が強い。IntelもArcシリーズで追撃するが、ハイエンドGPUではまだNVIDIAに及ばないとされる。
RTX 5090の登場により、VRAM容量が増加し、AI処理能力も向上するため、ゲームだけでなく、機械学習や映像編集などのクリエイティブワークにも大きな影響を与えると予想される。特に、大規模言語モデル(LLM)のローカル実行や、リアルタイムAI処理の需要が高まる中で、RTX 5090の性能は重要な役割を果たすだろう。
ただし、発売時期やスペックはあくまで現時点での予想であり、NVIDIAの公式発表を待つ必要がある。今後の情報に注目が集まる。



