6日深夜0時6分から放送されるテレビ東京の『カンブリア宮殿』が、日本最大の建築家集団である日建設計を特集する。1000人以上の一級建築士を擁する同社は、東京スカイツリーや東京タワー、東京ドームなど、日本を代表するランドマークの設計に携わってきた。
世界に誇る実績と挑戦
日建設計の活動は国内にとどまらない。サッカースペインリーグの聖地「カンプノウ」の改修コンペでは、欧米の有名建築事務所を抑えて見事に勝ち取った。さらに渋谷の再開発や「グラングリーン大阪」など、街を生まれ変わらせるプロジェクトを次々と手がけている。
そのルーツは1900年、住友銀行本店の建設のために生まれた臨時の「建築部」にさかのぼる。安全性を最優先にした建築は、関東大震災の際、焼け野原の中で彼らが手がけた建物だけが倒壊せずに残っていたほどだった。象徴的なのが東京スカイツリーで、中心に据えられた「心柱」が634メートルのタワーを巨大地震に耐えられる構造にしている。
クライアントの理想を形に
巨大建築だけでなく、クライアントの理想を建築で具現化するのも日建設計の得意とするところだ。浜松市の地元の信用金庫は、金融機関には珍しい全面ガラス張りで、道路から店内が丸見えの構造。地域発展のため、「営業時間の15時を過ぎても街の賑わいに貢献したい」という想いから、あえてオープンなデザインにしたという。
同じ浜松市の「うなぎパイ」で有名な春華堂の本社も手がけた。ダイニングテーブルと椅子をそのまま13倍に巨大化した驚きの建築で、キャッチフレーズ「夜のお菓子」の“家族でうなぎパイを囲む団らんの場”というコンセプトをそのまま形にしている。
街づくりへの進化
日建設計は今、単なる建築を超えた「街づくり」でも異彩を放つ。象徴が、六本木の旧防衛庁跡地を劇的に変貌させた「東京ミッドタウン」の巨大プロジェクトだ。当時、陣頭指揮を執ったのが現社長の大松敦氏。日建設計にとってはすべてを自社で設計できる千載一遇のチャンスだったが、大松氏は安藤忠雄や隈研吾といった世界的建築家、さらにはアメリカの設計事務所など、主要な建築の外装デザインを“すべて他社に委託する”という決断をした。その意味とは。
番組にはゲストとして日建設計社長の大松敦氏が出演し、MCは金原ひとみとヒャダインが務める。



