フェラーリ「モンツァSP1」、東京ミッドタウンで展示—イーコナ第1弾の1人乗りバルケッタ
フェラーリ「モンツァSP1」展示—イーコナ第1弾の1人乗り

「Ferrari Festival Tokyo 2026」(9月26日~10月4日、東京ミッドタウンで開催)の会場には、1980年代から最新モデルまで計17台のフェラーリが集結した。その中でひときわ異彩を放っていたのが、限定シリーズ「イーコナ」(Icona)に属する「モンツァSP1」(Monza SP1)だ。

イーコナ第1弾として2018年に登場

モンツァSP1は、2018年に発表された限定シリーズ「イーコナ」の第1弾モデル。イーコナは、フェラーリの歴史的なレーシングカーを現代の技術で再解釈することを目的としたシリーズで、モンツァSP1は1950年代のレーシング・バルケッタである「166MM」「750モンツァ」「860モンツァ」などからインスピレーションを得ている。バルケッタとは、屋根のないオープンボディのレーシングカーのことで、イタリア語で「小舟」を意味する。

完全1人乗り、フロントガラスなしの設計

モンツァSP1は助手席のない完全1人乗り仕様。フロントガラスがないため、ドライバーに当たる風量を軽減する「バーチャル・ウインドシールド」を開発し、運転席の前に装着した。同時に発表された「モンツァSP2」は2人乗りだ。

ベースは「812スーパーファスト」のプラットフォームで、流麗なボディを装着。カーボンファイバーを各所に多用し、乾燥重量は1,500kgと軽量に仕上げた。フロントミッドに搭載する6.5LのV型12気筒自然吸気エンジン(最高出力810PS)も「812スーパーファスト」用を活用している。

パフォーマンスと希少性

パフォーマンスは0-100km/h加速2.9秒、0-200km/h加速7.9秒、最高速度300km/h以上を誇る。生産台数はSP2との合計で世界限定499台。フェラーリの優良顧客のみに約160万ユーロで販売された。

歴史的価値の高いイーコナの第1弾であり、生産台数も少ないとあってプレミアが付いており、SP1の落札価格は約300万~370万ドル、SP2では500万ドル近い落札例もあるという。