ウメなどを枯死させる特定外来生物クビアカツヤカミキリの被害拡大を受け、和歌山県田辺市や生産関係者らでつくる「田辺うめ対策協議会」は、市内での被害発見に最大3万円を交付する懸賞金制度を創設した。
隣接するみなべ町で初確認、田辺市では未侵入
田辺市は、隣接するみなべ町とともにウメの一大産地。市内では、まだクビアカの侵入は確認されていないが、みなべ町で9月末に初めて被害が見つかったことを受け、早期発見への協力を促すために懸賞金制度を設けた。
発見場所や通報者で金額が異なる
幼虫が木の外に出す糞(ふん)と木くずの混合物「フラス」を市内で発見し、協議会に通報すると交付される。金額は、市内の農家が自身の園地でウメなどの果樹から見つけた場合は3万円、市民が園地以外の庭木や街路樹などで発見した場合は1万円。1世帯1回限りで、予算の10万円に達し次第終了する。
梅産業を守るため早期発見への協力を呼びかけ
協議会の事務局を務める市梅振興室は「市民のクビアカ対策への意識を高めるためにも、思い切った金額を設定した。地域経済を支えるウメ産業を守るため、被害の早期発見に協力してもらいたい」と呼びかけている。問い合わせは市梅振興室(0739・26・9959)。