トヨタ新型EV「bZ4X」改良で航続距離500km超え、急速充電性能も向上
トヨタbZ4X改良で航続500km超え急速充電向上

トヨタ自動車は2025年3月、電気自動車(EV)「bZ4X」の大幅改良を発表した。航続距離はWLTCモードで500km以上に延伸され、急速充電時間も従来の約30分から約20分に短縮された。価格は約550万円からで、同年夏以降に発売予定。

航続距離と充電性能の向上

改良型bZ4Xは、バッテリー容量を従来の71.4kWhから77.0kWhに増強。これにより、WLTCモードでの航続距離は従来の約470kmから500km超えを達成した。また、急速充電(150kW)での充電時間(10%→80%)は、従来の約30分から約20分に短縮され、実用性が大幅に向上した。

トヨタの担当者は「バッテリーセルの改良と冷却システムの最適化により、充電性能を向上させた。また、電費性能も改善し、実際の走行シーンでの航続距離も伸びている」と説明している。

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走行性能と安全装備の進化

走行性能では、サスペンションのチューニングを変更し、乗り心地と操縦安定性を両立。また、電動パワートレインの制御を最適化し、アクセルレスポンスの向上と回生ブレーキの制御改善を図った。

安全装備では、最新の「Toyota Safety Sense」を搭載。プリクラッシュセーフティは夜間の歩行者検知性能を向上させ、レーダークルーズコントロールはカーブでの減速制御を改善。さらに、緊急時操舵支援機能を新たに追加した。

内外装デザインの変更

エクステリアでは、フロントバンパーとグリルのデザインを変更し、空力性能を改善。リアコンビネーションランプはLEDの配置を変更し、視認性を向上させた。インテリアでは、12.3インチの大型ディスプレイを採用し、操作性を向上。また、シート素材には環境配慮型の素材を一部採用した。

トヨタは「bZ4Xは、EVの基本性能を着実に進化させた。航続距離や充電時間の改善により、より多くのお客様にEVを身近に感じていただける」とコメントしている。

市場環境と販売戦略

改良型bZ4Xは、日本、欧州、北米など主要市場で順次投入される。日本では、2025年夏以降に発売予定で、価格は約550万円から。政府のCEV補助金を活用すれば、実質的な購入価格はさらに低くなる。

トヨタは、2030年までに全世界で年間350万台のEV販売を目標としており、bZ4Xはその中核モデルの一つ。今回の改良により、競合する日産アリアやテスラ・モデルYとの競争力を高める狙いだ。

業界アナリストは「航続距離500km超えは、日常使いから長距離ドライブまでカバーできる実用的なレベル。充電時間の短縮もユーザーの不満を解消する重要な改良だ」と評価している。

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