日産自動車は、2026年に新型電気自動車(EV)「リーフ」を発売する計画を明らかにした。新型リーフは中国の東風汽車との協業によって開発され、航続距離は500km以上を目標としている。価格は現行モデルよりも低く抑えられる見通しで、EV市場での競争力を高める狙いがある。
中国市場を視野に入れた戦略
日産は中国市場でのEV販売低迷を受けて、東風汽車との提携を強化している。新型リーフは、中国市場向けに開発されたプラットフォームを採用し、現地生産される予定だ。これにより、コスト削減と供給網の最適化を図る。
日産の広報担当者は「新型リーフは、当社のEV戦略において重要なモデルとなる。中国市場での需要に応えるとともに、グローバルなEV普及に貢献したい」と述べている。
現行リーフとの違い
現行のリーフは2010年に初代が発売され、2025年時点で2代目が販売されている。新型は3代目となり、デザインや性能が大幅に刷新される。バッテリー容量は60kWh以上に拡大され、急速充電にも対応。さらに、自動運転技術の一部も搭載される可能性がある。
価格は現行モデルの約400万円から引き下げられ、300万円台後半を目指すとみられる。これにより、テスラや中国のBYDなどとの競争が激化するEV市場で、シェア拡大を狙う。
業界への影響
日産の新型リーフ投入は、日本メーカーのEV戦略に一石を投じる。トヨタやホンダもEV投入を加速しており、競争が一段と激しくなりそうだ。特に中国市場では、地元メーカーの台頭が著しく、日産がどれだけ存在感を示せるかが焦点となる。
専門家は「日産が中国企業との協業でコスト競争力を高める戦略は妥当だ。しかし、技術面での差別化が不可欠」と指摘する。新型リーフの成功が、日産のEV事業全体の行方を左右することになりそうだ。



