米Anthropicの勢いが止まらない。元OpenAIメンバーなど7人が設立した同社は、当初は「新興AI企業」と呼ばれる小さな組織だった。同社の生成AI「Claude」が市場シェアを伸ばし、今や企業価値が約9000億ドルに達している。
日本企業との提携が相次ぐ
2026年前半には、日本でも大きな話題を呼んだ。4月に入ってからNEC、日立製作所、富士通が相次いでAnthropicとの戦略的提携を発表。さらにAnthropicの先端AI「Claude Mythos Preview」がITシステムの脆弱性を発見する高い能力を備えていることから、経済界や政界が対応に追われる事態になった。
水面下で繰り広げられた企業間の競争
Anthropicと最初に手を組むのはどの企業か——水面下で繰り広げられていた企業間の競争について追った記事の中から、注目の記事をまとめてお届けする。
Anthropicとの戦略的提携を最初に発表したのは、NECだった。具体的な内容が決まったのは、なんと発表の2日前だという。提携内容を詰めるため、NECの首席副社長兼COOがロンドンに飛んだ。電撃的な提携の背景をのぞく。
NECとAnthropicの提携への反響
NECとAnthropicの提携を発表した4日後、NECとAnthropic日本法人の両社長がITイベントに姿を見せた。対談セッションで語ったのは、提携に対する反響の大きさと、日本企業によるAI領域の戦い方だった。
NECの森田隆之社長がグループインタビューに応じた。Anthropicとの提携、Claude Mythos登場で懸念されるサイバー攻撃への悪用リスク——こうした動向を受け、NECはどのように「実装」の壁を越え、自らを守るのか。AI時代の防衛線と世界戦略の核心を明かす。
NECに続いて、Anthropicとの提携を発表した日立製作所と富士通。わずか1カ月余りで国内IT大手3社が肩を並べた格好だ。各社の狙いについて、経営幹部のコメントをまとめた。
日立が「Claude Mythos」アクセス権を取得
日立製作所が、Anthropicの先進AI「Claude Mythos」のアクセス権を取得した。NEC、富士通の3社がAnthropicとの戦略的提携を開始していただけに、今回の発表は大きな注目を集めた。日立は、Claude Mythosをどう活用するのか。



