三菱自動車は、軽電気自動車(EV)「eKクロスEV」を年内に発売すると発表した。同社はこれにより、全国の販売網を大幅に拡大し、EV市場での競争力を強化する方針だ。
軽EV「eKクロスEV」の概要
「eKクロスEV」は、三菱自動車と日産自動車が共同開発した軽EVで、2022年に日産が「サクラ」として先行発売したモデルの兄弟車にあたる。一充電での航続距離は約180km(WLTCモード)で、日常の買い物や通勤に十分な性能を備える。価格は補助金を活用することで実質200万円台前半を目指す。
販売網の拡大計画
三菱自動車は、現在約400店舗ある販売店を、2025年度までに約600店舗に増やす計画だ。特に、地方都市での販売網を強化し、EVの普及を促進する。また、既存のガソリン車販売店に加え、新たにEV専門の販売拠点も設置する予定である。
同社の加藤隆雄社長は、「軽EVは日本のモビリティの要。『eKクロスEV』でEVの裾野を広げ、脱炭素社会に貢献したい」と述べている。
市場への影響と競合
日本の軽EV市場では、日産「サクラ」が2022年の発売以来、累計販売台数が5万台を超える人気を博している。三菱「eKクロスEV」の投入により、軽EV市場はさらに活性化すると見られる。また、ダイハツやスズキも軽EVの開発を進めており、競争が激化している。
三菱自動車は、2025年度までにEV販売比率を25%に引き上げる目標を掲げており、今回の「eKクロスEV」はその第一弾となる。



