中国自動車工業協会(CAAM)が13日発表した2024年の中国市場における新車販売台数は、前年比4.1%減の約2550万台となり、2年ぶりの減少となった。電気自動車(EV)を含む新エネルギー車(NEV)の販売は増加したものの、内燃機関車の需要低迷を補えなかった。
EV販売は過去最高も、全体を押し上げるには至らず
NEVの販売台数は前年比35.5%増の約1286万台と過去最高を記録した。しかし、ガソリン車の販売が急減し、全体の販売台数は減少に転じた。CAAMの関係者は「EV市場は成長しているが、内燃機関車の需要減退が想定以上に大きかった」と述べている。
消費者の購買意欲低下が背景
中国経済の減速や不動産市場の低迷が消費者の購買意欲を低下させ、自動車市場全体に影響を与えた。特に、地方政府の補助金打ち切りやEV購入補助の縮小が需要減速に拍車をかけたとみられる。また、昨年秋から始まったガソリン車の値引き競争が収益を圧迫し、一部のディーラーは在庫過剰に陥っている。
2025年の見通し
CAAMは2025年の販売台数について、NEVの比率がさらに高まると予想するものの、全体としては横ばいから微減と見込んでいる。中国政府はEV普及を促進するため、充電インフラの整備や買い替え補助を拡充する方針だが、短期的な需要回復は難しいとの見方が強い。



