Microsoftは2026年7月20日(現地時間)、Windows Insider ProgramのExperimental Channelで配信を開始したWindows 11のInsider Previewビルド「Build 26300.8935」において、Copilotキーを完全に無効化する「Do nothing(何もしない)」オプションを追加したことが明らかになった。Xアカウントの報告によると、設定メニューのキーボード情報を変更するページにあるCopilotキーのカスタマイズ項目に、新たに「Do nothing」という選択肢が追加されたという。
Copilotキーを巡る経緯
Copilotキーは2024年1月に大々的に発表され、2025年以降に多くのメーカーが自社製PCへの搭載を進めてきた(特にCopilot+ PCでは必須要件)。しかし、ノートPCなどキーボード面積が限られる製品では、右Ctrlキーやファンクションキーを置き換える形での搭載が強制されることが多く、ユーザーからは「従来多用していた機能が使えなくなる」という不満の声が上がっていた。
こうした背景を受け、Microsoftは2026年夏ごろからInsider Previewの中でCopilotキーを他の機能に割り当て可能にするカスタマイズ機能を提供し始め、不満に対応しようとしてきた。そして今回、新たに「Do nothing」という無効化の選択肢が登場した。2年も経たずにCopilotキーがお蔵入りになる可能性が出てきたことは、一種の象徴的な出来事として受け止められている。
今後の展開
Build 26300.8935は26300番台のビルドであり、2026年後半に登場する大型アップデート「26H2」に該当する。おそらくは今年中にもWindows 11の多くのPCで実際にこの無効化オプションが利用可能になることを意味する。Microsoft標準アプリからの一連のCopilotボタン削除のトレンドと合わせ、同社の戦略が後退を余儀なくされていることの表れとも考えられる。



