米Boseは9月28日(現地時間)、USB-C接続の有線イヤホン「Bose Noise Cancelling Wired Earbuds」を発表した。アクティブノイズキャンセリング(ANC)に対応する。価格は99ドルで、米国では予約受付を開始しており、10月15日に出荷を開始する予定。カラーはBlackとWhite Smokeの2色に加え、限定色のDewdrop Mintを用意する。
有線イヤホン市場の復調が背景
Boseが新たな有線イヤホンを投入するのは約11年ぶりとなる。同社は今回の有線イヤホンへの回帰について、有線で音楽を聴くスタイルの人気が再び高まっていることを背景に挙げている。Premium Consumer Audio部門プレジデントのラザ・ハイダー氏は、有線イヤホンが「文化的なルネサンス」を迎えていると説明。単に有線接続を復活させるのではなく、その間に進歩した技術を取り入れた製品にしたとしている。
Circanaの調査によると、米国の有線ヘッドホン市場は5年続いた売上減少から2025年に増加へ転じ、年間売上高は前年比3%増加した。特に2025年7~12月は前年同期比10%増、2026年最初の6週間は同20%増となった。
USB-C給電で動作するANC
Bose Noise Cancelling Wired Earbudsは、USB-C端子を備えたスマートフォン、タブレット、PCに直接接続して使用する。ペアリングや専用アプリは不要である。イヤホン本体にはバッテリーを内蔵せず、接続したUSB-C機器から電力を供給する。ANCもUSB-Cからの給電によって動作する。
音質面では、Bose独自のデジタル信号処理技術「SoundDesign」を採用し、ロスレスオーディオの再生に対応する。USB Audio Class 2(UAC2)に準拠しており、さまざまなサンプリングレートとビット深度の入力を受け付け、再生時には24bit/48kHzで出力する。有線接続のため遅延が小さく、動画視聴やゲーム、コンテンツ制作などで映像と音声のずれを抑えられる。
4基のマイクと3モードのANC
ANCにはBoseの「QuietControl」技術を採用した。左右のイヤホンに2基ずつ、計4基のマイクを搭載し、周囲の音を継続的に検出してノイズを低減する。「Quiet」「Aware」「ANC Off」の3モードを備え、Quietでは周囲のノイズを抑え、Awareでは外部の音を取り込む。
ケーブルには3ボタン式のインラインリモコンを搭載し、音量や再生、通話、ANCモードを操作できる。リモコン背面には通話用マイクを備える。
ケーブル長は4.2フィート(約1.28m)。イヤーチップはS、M、Lの3サイズ、耳への固定を補助するスタビリティウイングはM、Lの2サイズが付属する。防水性能はIPX4で、持ち運び用のジッパー式ケースも付属する。