九州農政局は、九州からの2025年の農林水産物輸出額が前年比約2割増の1953億円となり、過去最高を更新したことを明らかにした。海外で日本食材への人気が続いているうえ、東南アジアに販路が広がったことも押し上げにつながった。米国の関税政策による影響は限定的だった。
農産物が980億円で最多、水産物はブリが好調
同局が財務省の貿易統計を基に集計した。内訳は、農産物が980億円で最も多く、アルコール飲料などの「加工食品」や、イチゴなどの「野菜・果実等」が伸びた。水産物は681億円で、米国や韓国向けでブリなどが好調だった。林産物は292億円だった。
中国が最多の400億円、フィリピンとマレーシアは2倍以上
国・地域別では、中国が400億円で最多だった。品目は林産物やアルコール飲料が目立った。次いで米国が308億円、韓国が294億円、台湾が273億円などだった。いずれも輸出額は前年より伸びており、中でもフィリピン(46億円)やマレーシア(36億円)は前年の2倍以上だった。