GMO、FX不正アクセスで全利用者に見舞金5千円 損失補償方針も表明
GMO、FX不正アクセスで全利用者に見舞金5千円 損失補償も

GMOインターネットは24日、同社が提供するFX(外国為替証拠金取引)関連サービスが不正アクセスを受けた問題で、顧客の情報が外部に持ち出されたことを認めたうえで、サービスの利用者全員に見舞金5千円を支払うと発表した。

不正取引による損失は補償

この問題をめぐっては、顧客から「身に覚えのない取引で現金を失った」との訴えが相次いでいる。GMO側はこの点についても言及し、不正アクセスに基づく取引であると認めた場合は損失を補償するとした。

不正アクセスを受けたのは、FXの自動売買のために使うサーバーの貸し出しサービス「お名前.comデスクトップクラウド」。攻撃者とみられる人物からは金銭の要求を受けており、応じない場合は、会社や顧客の情報を公開する、との連絡を受けているという。

攻撃者の要求には応じず

GMO側はこの要求には「応じない」と表明。理由について「要求に応じても、取得された情報の削除や不正利用の防止が保証されるものではないため」と説明した。

そのうえで被害の拡大防止と、同種の攻撃の防止に向けて「能動的サイバー防御に関する措置の実施を含め、政府の関係機関への要請を進める」とした。

GMO側は「お客様の情報・資産を守ることができなかった事実を、重く受け止めている」と述べたうえで、「誰もが安心して利用できるインターネット環境の実現に引き続き尽力する」とコメントした。

被害者からは一定の評価

GMO側が補償を打ち出したことについて、約430万円を失った愛知県の女性会社員(29)は取材に対して「全額補償は十分な対応だと思う」とした。「セキュリティーの向上など、再発防止に努めてもらいたい」と求めた。

約55万円の被害を受けた埼玉県の会社員の男性(32)は「(損失を)穴埋めしてくれるのであれば、助かる。確実に実行してほしい」と明かした。