フランスで、大手スーパーを標的にした大規模なサイバー攻撃が発生した。仏紙ル・モンドなどによると、冷蔵・冷凍設備の設定温度が攻撃者によって50度に引き上げられ、冷凍食品や生鮮食品を大量に廃棄する被害が出た。
攻撃の概要と影響
サイバー攻撃は、全国のスーパー約500店に対し、11日夜~12日未明に仕掛けられた。冷蔵・冷凍設備は、遠隔管理のためにインターネットに接続されており、温度管理のソフトウェアが標的となった。
冷凍食品が溶けたほか、スプリンクラーが作動して水浸しになったり、火災が発生したりした店舗もあった。
被害を受けた企業と規模
最も大きな影響を受けたのは、大手スーパーのインターマルシェで、被害店舗数は300店舗に上った。このほか、カルフールやモノプリなども攻撃を受けた。被害総額は不明だが、数百万ユーロに達するとみられている。
政府の対応と原因
攻撃を受け、セバスチャン・ルコルニュ首相は、国家情報システム安全庁に調査を指示し、検察当局も捜査を開始した。犯行声明などは出ておらず、攻撃した犯行グループは特定できていない。温度管理ソフトウェアに脆弱性があったことが要因と指摘されている。